生活習慣病とは高血圧、脂質代謝異常症、糖尿病、高尿酸血症など過食や偏食、ストレス、喫煙、運動不足などで生じる慢性疾患をいいます。
健診にて早めに診断し、対策をすることによりこれらが相互に絡み合った合併症などを防ぐことができます。
当院では、生活習慣の見直しや管理栄養士による食事療法や栄養指導など患者様に適切な治療・サポートを行っております。
健診や受診時に収縮期血圧が 140mmHg以上または拡張期血圧が 90mmHg以上。
自宅での家庭血圧が収縮期血圧135mmHg以上または拡張期血圧85mmHg以上である時は、何日か同じ時間帯(例えば起床後、排尿を済ませ落ち着いた頃)同じ条件で血圧を測定してご相談ください可能であれば上腕での血圧測定が望ましいです。
恐らく健診時の採血は食事抜きの空腹時の状態と思われますその時点で
中性脂肪150mg/dl以上
LDLコレストロール(悪玉)140mg/dl以上
LDLコレストロール(悪玉)40mg/dl以上
である方は脂質のバランスが崩れてきている恐れがあります。
その状態が数年間続いている方は禁煙や肥満の解消を行い、適度な運動や薬物加療を取り入れる必要があります。
血液中の尿酸値が 7.0mg/dl 以上を超えた状態をいいます。
原因は様々であり、CKD(慢性腎臓病)で尿酸の排泄が低下している場合、プリン体の摂取量が多い場合またはプリン体の産生過剰がある場合などです。尿酸が高いと関節に沈着し痛風発作を引き起こします。食事の工夫を始めてみた方、どれくらいの効果がでているのか調べてみましょう。
空腹時血糖値が110mg/dl以上である状態をいいます。糖尿病予備軍であり、放置してはなりません清涼飲料水を常用していたり、食事の摂取カロリーに反して運動量が減っている場合は調整が必要な事があります。
ウエスト周囲径(胴の高さの腹囲)が男性85cm・女性90cm以上であり、高血圧、脂質代謝異常、耐糖能異常(血糖)のうち2項目以上が基準値から外れた場合、メタボリック症候群と診断されます。
メタボリック症候群になると動脈硬化を引き起こし動脈硬化の進行は虚血性心疾患や脳梗塞などに繋がりますウォーキングや摂取カロリーの見直しなど一緒に考えていきましょう。